触診方法で口臭チェック
人差し指触診法で原因箇所を見つける
口の中に原因がある口臭の場合、その原因を探るのに一番威力を発揮するのはあなたの人差し指です。
人差し指で口の中のいろんなところを触ってみて、その臭いをかぐのです。口臭のことを扱っている本によっては、綿棒が良いとか、ティッシュが良いとか書いてあるものもありますが、私は指が一番だと思います。
その理由は、適度のやわらかさがあるため粘膜を傷つけにくいことや(爪はききちんと切っておくこと)、ガーゼや綿棒と違って、水分を吸収しにくいので臭いがこもってしまわないこと。
そして私が考える最大の理由は触診を兼ねることができるからです。例えば虫歯や義歯の状態、炎症部分の腫れ具合などを直接触って感じることができるからです。
ただしこの方法も、上で書いたように爪をきちんと切っておくことのほかに、ちゃんとした手洗い法を行った上で行うことが大前提です。さもないと指についた雑菌により、炎症部分を悪化させてしまったり、新たな炎症を引き起こしてしまう可能性もあるのでご注意ください。
人差し指触診法の行い方
人差し指触診法は、口の中のいろんなところを人差し指の指先の腹で軽くこすってみてその臭いをかいだり、その部分の感触を確かめたりします。
そしてこの方法で確かめた臭いの一番強いところが、口臭の原因である可能性が強いのです。
また、原因箇所は複数であることが多くありますので、一箇所見つかったからといって、そこで触診をやめないで必ず口の中全部を確認してみてください。
この際注意していただきたいことは、強く臭った箇所を触った後は流水で指を洗うか、消毒用の消毒綿(アルコールに浸したカット綿、大きな薬局で売っています。除菌ウェットティッシュでも可)などで触った指を消毒してから次の箇所の触診に移るということです。
これは指についた臭いを落とすためと、指についた菌や膿などを他の箇所にこすりつけることを防ぐためです。
それでは次に口の中のそれぞれの箇所の触診法について説明してゆきます。
歯と歯茎の触診方法
歯と歯茎(はぐき)を少しずつ軽くこすって臭いをかいでゆきます。ここで臭いを強く感じるところがあれば、そこが原因である可能性が高いのです。
歯や歯茎の一部が特に臭う場合、考えられる原因は、虫歯・義歯の周辺に詰まった汚れ、それから歯茎の炎症である歯肉炎、そしてその歯肉炎がさらに悪化した歯周炎などがあります。
デンタルフロスを使った歯間の調べ方
歯間(歯と歯の間)には指が入りませんから、デンタルフロス(歯間掃除用の細い糸)か糸ようじ(デンタルフロスをプラスチックの柄につけたもの)でその歯の間をこすって臭いをかいでみましょう。特に強い臭いがする箇所があればその箇所の歯間の汚れが原因です。
また、デンタルフロスの臭いを嗅いだときに、ツーンと来るような強い臭いがある場合は歯周病の疑いもあります。
デンタルフロスが強く臭う箇所の、歯との境界が腫れていたり、歯磨きのときに出血するようであれば歯周病の可能性
が高いです。]]>
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