耳鼻科的な病気が原因の口臭 頑固な口臭の2大要因は複合化した鼻・のど・口の病気と、慢性扁桃炎や慢性鼻炎などの慢性化した炎症です。鼻・のど・口は雑菌の入り口であり、雑菌との戦いの最前線です。 この3つの働きは相互に影響しあっており、頑固な口臭の場合、どれか一つだけを改善させても他の2つの影響を受けて効果が出ないことが多いのです。具体的には鼻・のど・口の3つの最前線のどこかで処理しきれない細菌があれば、それが全身に周り、他の器官の免疫力まで低下させてしまいます。こうして鼻・のど・口などの免疫器官は相互に関連しあっているのです。 また、鼻に炎症がある場合、鼻から出てくる膿が口やのどに落ちてくる後鼻漏という症状により、鼻・口の中・舌・のどが膿によって汚されることになります。膿はそれ自体でも臭いますが、これに食べ物カスや口の中の粘膜から剥がれた細胞の死骸や細菌が吐き出す毒素などと混ざり、体温で暖められ腐敗することに より強烈な口臭が発生します。 長年原因不明の強い口臭に悩まされている人はこのケースがとても多いようです。原因不明になりやすい理由は、のどだけ、鼻だけ、口の中だけの対処では効き目がないからなのです。 鼻やのどの炎症は慢性化することが多く、鼻、のどの炎症の慢性化も頑固な口臭の大きな原因なのです。慢性病が原因である以上、ほっておけば完治するまでこの状態が続くことになりますし、慢性病が完治するという保証もありません。 耳鼻科的な病気が原因の口臭には、鼻・のど・口のすべてを清潔に保つことが必要です。鼻うがい・のどうがい・口うがいを実践し洗浄してください。]]>