ニキビのできにくい環境
スキンケア
化粧水はビタミンCがおすすめ
ニキビのできやすい人は、ビタミンC配合の化粧水を使うのも効果的です。ビタミンCには若干ではありますが皮脂を抑える効果があり、ニキビ予防に役立つからです。ニキビ跡のくすみを薄くする作用も期待できます。
ビタミンCといっても、成分にはいろいろなタイプがありますが、肌の浸透を高めたビタミンC誘導体のものを選ぶのがポイントです。
またくり返しになりますが、乾燥はニキビを助長させます。ビタミンC誘導体の化粧水の上から、必ず保湿美容液を塗るようにしましょう。
大人ニキビの注意点
昔から、ニキビ用としてイオウ配合の塗り薬が良く使われています。たしかにイオウには、殺菌作用や角質柔軟作用がありますが、同時に脱脂作用もあるので、皮脂の多い10代の肌ならまだしも、大人のニキビ肌に使うとガサガサ荒れてしまうこともあります。
また、さまざまなニキビ用化粧品が市販されていますが、なかには肌を乾燥させる作用の強いものもあるので要注意です。ニキビ化粧品を使うなら「大人ニキビ用」「敏感肌用」などの表示のあるものを求めましょう。
ニキビ治療
皮膚科で受けられるニキビ治療は、主に飲み薬(抗生物質やビタミン剤)、塗り薬、漢方薬などの処方があります。慢性化した大人ニキビの場合、塗り薬だけで治すことは難しいです。ニキビができるときは毛穴の出口がふさがれている状態なので、塗り薬が毛穴の奥まで浸透しないからです。そこで、ビタミン剤や抗生物質などの内服薬を併用します。
また、ニキビの原因にはホルモンバランスの乱れが関係するため、それを整えたり、皮膚の免疫を高めたりする漢方を処方することもあります。
そのほか、ニキビを早く治し、また陥没や色素沈着などのニキビ跡を残さないように、ピーリングを行うこともあります。ビタミンC誘導体のイオン導入を組み合わせると、さらに効果が出やすくなります。
ニキビを寄せ付けない栄養素
ニキビは、体内バランスの乱れから、毛穴の出入り口がふさがれてしまう角化異常を起こすことから始まります。予防は、皮膚の分泌を抑える食事がポイントになります。
ニキビ予防のためにとりたい栄養素は、毛穴ケアと同様、皮脂の分泌を抑える効果のビタミンB1とB2。さらにビタミンEもそのひとつです。血流を改善することで、角化異常の発生や色素沈着を防ぐのに役立ちます。
また便秘もニキビの原因となります。スムーズなお通じのために食物繊維を積極的に取りましょう。
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