ニキビのできる理由

ニキビができるまで
ニキビはどうしてできてしまうのでしょう。最初に誤解を解くと、ニキビは必ずしも皮脂が多いからできるわけではありません。その証拠に、乾燥肌の人でも大人ニキビはできるのです。また、皮脂の少ない頬にだけできる人もいます。 ニキビができるきっかけは、毛穴の出口の角質が厚くなって、毛穴をふさいでしまうこと。ふさがれた毛穴の中では皮脂が詰まり、アクネ菌が過剰に繁殖して、ニキビになるのです。乾燥している部分にでもニキビができるのはこのためです。 昔から「アクネ菌がニキビの原因菌だから殺菌すべき」という考え方があるようです。たしかに、毛穴の中で繁殖してしまうとニキビを悪化させる一因にはなりますが、アクネ菌はそもそも皮膚の常在菌です。肌表面のバランスを正常に保つ働きを担っているので、すべて殺菌してしまうわけにはいかないのです。 では、何がニキビの原因かというと、体内バランスの乱れ、要するにホルモンバランスの乱れや免疫低下などと言われています。こういった体内バランスの乱れには、ストレスや不規則な生活、偏食、睡眠不足、運動不足なそ、生活のあらゆることが影響しています。 ニキビの原因を知りたい気持ちはよくわかりますが、あまりにも複雑にからみあっているので、原因を簡単には特定できないケースが多いのです。ニキビが慢性化している人は、スキンケアだけでは治らないことが多いので、皮膚科で早めに受診してください。カン違いスキンケア
- 洗顔後は化粧水しかつけない
- ニキビが化膿したらイオウ配合の塗り薬で乾かして早く治す
- 大人ニキビに乾燥させるようなニキビ用化粧品を使う