細マッチョになるためには、どうしたらいいのか。やみくもにトレーニングすれば理想の体は手に入れられるのでしょうか?答えは違います。ここには細マッチョになる最適なトレーニング方法を書いています。
軍隊式フィットネスと言うと、筋骨隆々でボディービルダーのような体系になると思われがちですが、それは誤った考えです。
軍人、とくに特殊部隊の訓練では重い装備(約20キロ以上)を身に付け、50キロ以上の道のりを走らなければなりません。
ボディービルダーのような重い筋肉をつけていては、そのような訓練はできません。
彼らは過大な筋力よりもスタミナを持った実践的な体を望み、
主に持久力の強化にウェイトを置いています。
なので、特殊部隊員の外観は、ハリウッドのアクション映画に出てくるような怪力を誇るマッチョマンではなく、むしろ小柄で痩せてさえ見えるのです。つまり彼らこそが、最強の細マッチョなのです。
そもそも体力とは、体そなえる複合的な能力のこと。これには筋力・瞬発力・持久力・敏捷性・バランス能力・柔軟性、そして体型や姿勢も含む行動体力(基礎体力)と、さまざまなストレスに対する肉体および精神的な抵抗力を指す防衛体力とがあります。
つまり、心身の両要素バランス良くそろうことで体力は成り立つ。重いバーべルを持ちあげる強い筋力があっても、ちょっと走っただけでバテてしまったり、環境の変化ですぐ風邪を引くようでは、日常生活において体力があるとはいえません。
身体能力を向上させる手段をフィジカルフィットネストレーニング(体の適正運動)というように、
身体機能全般をムラなく鍛えてこそ自己の要求に応じた能力、すなわち体力が向上するのです。
ミリタリーや武術系で行われるトレーニングには、二つの特徴があります。
なので、新しいトレーニング器具を買う必要もないですし、畳一枚分ほどのスペースがあれば、誰でもできるトレーニングなのです。
本サイトでは、比較的簡単な動作でしかも効率よくできる内容に絞りましたが、短時間で肉体強化できるわけではありません。
しっかりとした計画に沿って実行しても効果が表れるまで、通常エアロビクスで6週間以上、筋の明確な増加にいたっては8週間以上も
かかると言われています。この時間最初に理解しておかないと、望む体は手に入りません。
さらに、日常もトレーニングの場として動作に軽い負荷をかけるように意識してください。
例えば、歩くスピードを今までより少しばかり早くする、エレベーターなどは使わずに階段を駆け上がる、
電車のつり革には薬指か小指1本だけをかける、常に下腹部を引っ込ませるよう意識するなどなど。
また体を内側から強化するために、日々の生活からジャンクフード(質の悪い食品)と喫煙を遠ざけ、
何よりも規則正しい睡眠が体調維持には不可欠です。