美容液とは何か。美容液の大きな特徴は、保湿成分や美白成分など、有効成分が豊富に含まれていること。肌にうるおいや栄養を与える、いわばスキンケアのメインとなる重要なアイテムです。美容液は、密度が濃くて、そのぶんサイズは小さめのものが多いようです。
じつは「こういうものが美容液」という正確な定義はありません。ですから、各メーカーがいろいろなものを美容液として発売しています。ジェル状のもの、クリームのようにコクのあるもの、化粧水のように水っぽいもの、テクスチャーもさまざまです。
では美容液を選ぶときには、どのような基準でセレクトすればいいのでしょうか。
まずは、配合されている成分を確認しましょう。保湿から美白、アンチエイジングなど、いろいろな成分を含むものがあります。「美容」液というからには、なんらかの美容効果を期待するものですから、有効成分についてはきちんと確認することが大切です。
保湿目的で選ぶなら、保水力にすぐれたセラミドがおすすめ。セラミドは水溶性の物質
ではないので化粧水には配合しにくいもの。ある程度油分を含んだ美容液として取り入れるほうが効果的です。
肌に合う保湿美容液が見つかったら、むやみに使いわけるのはやめましょう。シーズンごとに変える必要もありません。乾燥する冬はやや多め、ベタつく夏はやや少なめに塗るなど、使用量を調整するだけで良いのです。
セラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなどの保湿成分が配合されたもの。肌の水分をキープして、うるおいを逃がさない効果があります。
ビタミンC誘導体やアルブチン、カモミラETなど、美白成分を含むもの。シミのもとであるメラニンの生成をブロックするなどの作用がある。
レチノールやナイアシン、ポリフェノールなどの有効成分を配合したもの。ハリや弾力のもととなる線維芽細胞に働きかけうものが多くある。