洗顔の前に

洗顔の前に

間違った洗顔方法をしていれば、肌への効果は無く、むしろ負担になります。ここでしっかり正しい洗顔方法を理解しておきましょう。

スキンケアの最初のステップ

スキンケアの最初のステップは、洗顔ではありません。
洗顔の前の手洗いです。手洗いとはいえ、単に水で手を洗うだけでは、不十分です。

汗を流す程度では、手にはたくさんの菌が残ったまま。手を洗うときには、せっけんやハンドソープを使って、しっかり汚れを洗いましょう。

特に「薬用」のせっけんやハンドソープがおすすめです。「薬用」と名のつくものは、殺菌や消毒機能を備えているため、手をより一層きれいに洗うことができます。

きれいなスキンケアは、きれいな手があってこそです。

洗顔の主な役割とは?

顔の肌は衣服などに覆われている部分と違い、排気やたばこの煙、ほこりなど、空気中の汚れに四六時中さらされています。さらにこれらの汚れに加え、汗や皮 脂、古い角質などが混ざり合っています。これが肌の汚れの正体!!この状態を放置しておくと、雑菌が繁殖したり皮脂が酸化して過酸化脂質がつくられたりと 肌の刺激物に変化してしまう恐れがあります。

では、朝は外出しているわけではないのに、どうして洗顔をする必要があるのでしょうか。じつは朝は寝ているうちに分泌された汗や皮脂、ほこりなどで意外と汚れがついているから。これらの汚れを洗い流すのが朝の洗顔目的なのです。

どんな洗顔料を選んだらいい?

最近では、肌にうるおいを残す洗顔料や美白の洗顔料など、汚れを落とす以外の目的もプラスアルファされたものが多く出回っています。ですが、洗顔料は洗いし てしまうものなので、保湿や美白などの成分が配合されていたとしても、全部すすぎの時に水に流されてしまいます。ですから、洗顔料を選ぶときは、あくまで 汚れをしっかり落としてくれるものを選びましょう。

いちばんのおすすめは、シンプルな固形石けん。何故かというと、しっかり汚れが落ちて、 肌に余分なものが残らないからです。この余分なものとは、うるおい成分でできる膜のようなもののこと。たとえば、しっとり洗顔料には、油分が含まれていて それが肌に残るので、洗顔後の肌がしっとりした感触になります。ところがそれでは、肌に油膜を張ったような状態になり、あとから使う化粧品の浸透を妨げる ことにもなりかねません。シンプルな固形石けんは、このような余分な油分を含まないのでおすすめなのです。

洗顔料は成分表示からは選びにくいのですが、形状からある程度の判断は出来ます。形状の特徴は、下記の通りです。自分の使いやすいタイプの洗顔料で、なるべくシンプルなものを選ぶようにしましょう。

また、男性ものと女性ものの洗顔料がありますが、値段が安価で種類が豊富な女性ものの洗顔料が一番オススメです。ドラッグストア等で買うのを躊躇される方は、ネット通販を利用すれば良いでしょう。

  • 固形石けん

    シンプルな固形せっけんなら、余分な油をあまり含まないが多い。オイリー肌の人なら、浴用石けんを使っても○。

  • 洗顔フォーム(クリーム、リキッド)

    肌への負担は、強いものから弱いものまでさまざま。しっとりタイプの多くは30~40%の油分を含み、肌に油膜を残すしくみ。

  • パウダータイプ

    洗顔フォームと同様に、洗浄力が強いものから弱いものまでさまざま。

  • 泡タイプ

    手早くさっと洗顔できるのが便利な半面、強い界面活性剤を配合しているものもあり、選び方は難しい。泡の固いものは、発泡剤が多く含まれる傾向にある。

  • 泡立たないタイプ

    超しっとりタイプ。洗浄力が弱く汚れが充分に落ちないので、水でもしみるほど肌荒れがひどい人以外にはおすすめできない。

掲載:2012年10月05日   category:スキンケア

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