美髪の新常識

ボディケア

2012.09.30

ドライヤーは必須
美髪の敵は紫外線
頭皮の健康は毎日のシャンプーから

ドライヤーは必須

自然乾燥はダメージを増長させ、頭皮の臭いの原因となります。自然乾燥は髪表面のキューティクルが開きっぱなしになり栄養分がなどが流出しやすくなります。特に頭皮に与える問題は深刻。必要な水分と油分が蒸発して乾燥を引き起こし、パサパサ状態になってしまいます。また、暑い時期は蒸れやすく、汗や皮脂が混ざって、臭いの原因にもなります。また、就寝時に髪が濡れていると、枕とこすれてダメージが広がることもあります。洗髪後はすぐにドライヤーで乾かすことがマスト。

美髪の敵は紫外線

紫外線というと肌の敵ですが、意外なことに髪にとっても天敵です。紫外線を浴び続けると、髪の柔軟性の低下や水分量の減少によるバサつきが進行するだけではなく、ヘアカラーの褪色も進みます。肌老化の原因の80％が紫外線によるものと言われていますが、髪や頭皮も同じです。紫外線は髪表面だけではなく、髪の土壌となる頭皮にもダメージを与えるので、きちんとUVカットスプレーやUVとダメージケアできるヘアトリートメントなどを使用し、UVカットすることが大切です。また、予防はもちろん、アフターケアーも重要です。頭皮が紫外線で刺激を受けると、次に表面に出てくる細胞が未熟な状態になる場合があります。そうなるとシャンプーすら刺激になるので、洗浄力の高すぎるシャンプーを使用するのはNGです。刺激を最小限に抑えるために、シャンプー前にスカルプオイルで簡単なマッサージを行うのが効果的。頭皮にオイルのバリアができ、刺激から守ってくれます。

頭皮の健康は毎日のシャンプーから

スタイリング剤を使用したり、汗などにより酸化皮脂をそのままにしたりするのは、頭皮にとって大変悪影響です。生活スタイルや皮脂分泌量にもよりますが、洗浄力の強すぎないシャンプー剤で、毎日洗うのが理想です。ただ、例外として乾燥して粉っぽいフケが出ているようなときは、頭皮に潤いが不足しているので一日おきにしたほうが良いでしょう。その場合でも毎日シャンプーしたい人は、事前にスカルプ用オイルで保護しましょう。また、頭皮タイプによっておすすめシャンプー剤も違ってきます。カサカサ頭皮は保湿性のあるしっとりタイプを使うと良いでしょう。脂っぽい頭皮はクレンジングシャンプーで洗った後、保湿効果のある低刺激のシャンプーでの二度洗いがおすすめです。

予洗いはやりすぎるくらいがちょうどいい

予洗いはシャンプー剤の泡立ちをよくするほか、頭皮に水分を含ませることで水のバリアができ、シャンプー剤の刺激から守る効果もあります。髪表面の汚れはお湯ですすぐだけでも落ちます。落ちないのは酸化皮脂やスタイリング剤なので、髪だけでなく頭皮までしっかり濡らしてからシャンプーをしましょう。摩擦を防ぐために事前にブラッシングするのもおすすめです。予洗いのポイントは、シャワーヘッドは常に頭皮と並行にもち、お湯を頭皮に垂直になるようにあてましょう。その際、手の動きに合わせてヘッドを動かしながら、髪と頭皮にまんべんなくお湯が流れるように、ジグザグに手を動かして下さい。頭皮の皮脂や汚れが落ち、さっぱりする感覚になるまで、ていねいに洗い流すことが大切です。

髪の正しい洗い方

予洗い　頭皮もきちんと洗い流す
シャンプー　ブロックに分けて洗う
すすぎ　さっぱりするまですすぐ
トリートメント　トリートメントはムラなく均一に

炭酸で頭皮も髪も健やかに

近年、炭酸泉や炭酸ムースを導入するサロンが増えています。その効果は大きく分けて、汚れの除去と血行促進の２つ。普段のシャンプーで取り切れない頭皮と毛髪に付着した化学物質（水道水に入っているカルシウム、排気ガスなどの油汚れなど）がクリアになります。トリートメントの前に施術すると、効果が長持ちします。また、炭酸水の酸素イオンが体内で水と二酸化炭素に変化し、酸素を求めて血液の流れが速くなることで、血流がアップすると言われています。その結果、毛髪への栄養循環が良くなると考えられています。ほかにも効果があり、カラーやパーマなどの薬剤を使うと髪内部はアルカリ性に傾きます。この状態の毛髪はキューティクルが開きやすくなるなど非常に不安定になります。しかし、炭酸はアルカリが除去できるので、髪の状態を正常に整えてくれます。また、頭皮が刺激されることで、気分もすっきりするので、気分転換にもおすすめです。]]>