シワの構造
シワの段階
第一段階は「ちりめんジワ(小ジワ)」。浅く細かいシワで、乾燥すると目立ちます。ただ、肌がうるおうと回復する軽いものです。 次は、顔の動きに合わせてできる「表情ジワ」。若い肌なら表情が戻れば見えなくなるのですが、年齢を重ねるにしたがって深くなり、元に戻らなくなります。そして、最終的に、真皮のコラーゲン線維が変性したり断裂したりすると、深いシワが刻まれていきます。 コラーゲン線維は肌の弾力をつかさどっているもので、年齢とともにだんだん弾力を失い、量自体も減ってしまいます。そのため、今までは戻っていた表情シワが、元に戻らなくなってしまうことに。さらにコラーゲンの減少とともに真皮が薄くなり、シワができやすい環境になります。こうして刻まれた深いシワは、セルフケアでは消せません。また、食事からコラーゲンを摂っても、そのまま肌のコラーゲンにはならないので、予防には不充分です。カン違いスキンケア
- 小ジワの進化を食い止めるために化粧水でたっぷり水分補給
- シワ予防のためにコラーゲンのサプリメントやドリンクをとる
シワができやすい部分
- 目元 動きが激しく、皮膚が薄くて弱いためにシワができやすい
- 額と眉間 頭皮がたるむと額のシワも深くなる。長い髪の方は髪を結うときに、頭皮を引っ張り過ぎないように。
- 口元 たばこを吸う人や歯周病などで歯肉がやせた人は、口元に細かいシワが入りやすい。口の両側にできる「法令線」はたるみの一種