虫歯が原因の口臭

口臭対策

口の中のケア不足

歯磨きが十分でないと歯に汚れがついてゆきます。歯についた汚れは歯垢(しこう、プラークとも言う)と呼ばれ、食べ物カスが口の中の細菌の働きによって腐敗したもので、細菌やカビのかたまりでもあります。  歯を磨いた直後は歯の表面がつるつるしていても、2~3時間もするとねばねばしたものがついてきますがこれがそうです。  この歯垢はほっておくと、唾液中のカルシウムと結びついて約72時間程度で硬くなり、やがて歯石(しせき)になります。こうなりますとブラッシングをしても取れなくなってしまいますのでやっかいです。  歯垢や歯石は腐った卵のような臭いがしますが、毎日2回以上ちゃんと歯磨きをしているのであれば、この臭いだけで「嗅いだとたんにウッとくる」ような強い口臭になることはまずありません。  ただ、ちゃんと歯磨きをしていても、歯間(歯と歯の間)や歯と歯茎の境などの歯ブラシの届かないところには歯垢・歯石は溜まっていきます。その場合は歯間ブラシを使い、ケアしましょう。

虫歯の周辺が臭う場合

いうまでもなく、虫歯の周辺が臭う場合はその虫歯が原因でしょう。虫歯も小さな穴程度のときは、それほど強い臭いはないでしょうが、虫歯が神経までに達してしまったらかなり臭うはずです。    そのときの虫歯の臭いは膿の臭いです。虫歯は進行して歯の神経(歯隋、しずい)が侵されて歯髄炎になるとさらに強い、腐った臭いがします。  虫歯が原因の口臭は、虫歯自体が治れば簡単に治るケースが多いのです。いずれにせよ虫歯があるということは病的な状態にあるということです。  口の中の病気は心臓病など、全身の病気につながる可能性があることがわかってきています。痛い、痛くないにかかわらず1日も早く歯医者さんを受診しましょう。それだけで口臭とサヨナラできる可能性が強いのです。  また、虫歯から膿が出ている状態ですと膿が舌に付着して舌もかなり臭うはずです。後で出てくる舌のケアも施してください。]]>

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